がんばらなくても、ちょっとの備えで“安心”が持ち歩ける。
昨日(7月30日)、カムチャツカ半島沖で大きな地震があり、日本の太平洋側には津波警報が出されました。
「いつ、どこで災害が起きるかわからない」という現実をあらためて感じさせられました。
しかも真夏の避難は熱中症のリスクも高く、飲み物や軽食の備えが本当に大事。
それって、何も“災害”に限った話ではなくて、渋滞や事故での“缶づめ”状態など、日常のトラブルでも同じですよね。
この記事では、わが家の体験談も交えながら、
旅行や帰省のときにできる「持ち歩き防災」=0次防災をご紹介します。
この記事でわかること
- 「0次防災」ってなに?ふだんの備えの大切さ
- わが家の缶づめ経験から学んだ“持ち歩き防災”とは
- 旅行や帰省で持っておくと安心なおすすめグッズ
- 子連れのおでかけにプラスしたい、もしもの備え
0次防災ってなに?ふだんの持ち歩きも防災のひとつ
“あってよかった!”を持ち歩く。
それが0次防災です。
「0次防災」とは、ふだんの生活の中で持ち歩く備えのこと。
非常持ち出し袋のような本格的な防災セットではなく、
小さなトラブルや移動中の困りごとに対応できるよう、日常に溶け込む防災アイテムを指します。
【体験談】乗車中に電車で缶づめに…それ以来、備えるように
数年前、電車で移動中に自然災害の影響で長時間止まってしまったことがありました。
子連れではなかったのですが、飲み物も食べ物も持っていなかったので本当に不安で…
それ以来、わが家では電車でも車でも必ず多めに飲み物・軽食を準備するようにしています。
特に帰省や旅行などの長距離移動時は、何があるかわからないので念のための備えを欠かしません。
【段階別】わが家の持ち歩き防災グッズ
ちょっとした準備が、すごく大きな支えになることもあります。
「毎日防災リュックは無理…」という方も、できる範囲で“段階的に”備えるのがおすすめです。
① 日常のおでかけ(徒歩・近場)
買い物や習いごとの送迎など、ふだんの外出では「とりあえずこれだけ」でも十分。
- モバイルバッテリー(安全性重視)
- 飴やラムネなどの糖分
- ペットボトルや水筒などで水分
- 除菌ウェットティッシュ
- ポケットサイズの救急セット(絆創膏など)


② 車移動・日帰りのおでかけ
車で出かけるときは「渋滞・立ち往生」の可能性も考えて、もう少し多めの備えを意識します。
- ペットボトル1〜2本
- 携帯トイレ(子ども用もあると◎)
- ミニ軽食(ゼリーやカロリーメイトなど)
- 保冷グッズ(ペットボトルホルダーなど)

車での避難や帰省時に備えたい方には、本格的な車載用防災セットもあります。
スリッパやアルミシート、簡易トイレや水まで、渋滞や災害時に頼れるセットです。

③ 帰省・旅行・長距離移動
新幹線・特急などの移動では、「電車内で缶づめになった」経験から、我が家は備え多めです。
- ペットボトル2本以上(家族分×2)
- おにぎり・パンなどすぐ食べられる軽食
- 飴・タブレットなどすぐ口にできるもの
- 携帯トイレ(大人用/子ども用)
- 氷のう(夏の避難や移動時に)
- 小銭(100円・10円を複数)
意外と見落としがちな「小銭」。
自販機・公衆電話・コイン式のトイレなど、現金しか使えない場面で助かります。
+子ども自身が備えるようになったら
最近では、子どもも自分用のリュックに飲み物やおやつ、お絵かき帳などを入れて持ち歩くように。
必要なものを自分で考えることが、防災の習慣づけにもつながっている気がします。
小さいころはすべて親が持っていたので、それはもう荷物が多くて大変でしたが…(笑)
成長とともに、少しずつ自立してくれるのもありがたいですね。
【夏の備え】暑さ・熱中症対策にも役立つ0次防災グッズ
0次防災の備えは、「季節」によって見直すことも大切です。
特に夏は暑さ・熱中症・強い日差しへの対策が必要になる季節。
ふだんのバッグや車に、ちょっとした「暑さ対策アイテム」を入れておくだけで安心感がぐんと増します。
【夏の備え】ピーコックの氷のう
わが家でも使っている真空断熱タイプの氷のうは、
冷たさが長持ち+結露が少なく、持ち運びも安心!
暑い日のおでかけや移動時には手放せないアイテムです。


ペットボトル保冷ケース
せっかくの飲み物も、ぬるくなると飲みづらくなってしまいますよね💦
軽量タイプのペットボトル用保冷ケースを1本分だけでも準備しておくと便利です。

UVカット冷感ポンチョ(BELLEMOND)
屋外避難や長時間の外出時に役立つ冷感ポンチョ。
UVカット!フード付きで大判なのでぬらして羽織るだけで日避けと冷却効果も◎なのに、とても軽くてかさばらない!
日差し・熱・混雑…さまざまな場面で活躍する“夏の心強い味方”です!

これらのアイテムは、どの段階(徒歩/車/旅行)でも役立ちます。
「夏のお守り」としてバッグにしのばせておくと、
熱中症や突然の屋外避難でも慌てず対応できます。
まとめ|0次防災は「できることから」で大丈夫
完璧じゃなくていい。“少しの備え”が、大きな安心につながります。
・ペットボトルを1本多めに
・子ども用のおやつも(ゼリーや子どもの好きなもの)
・充電器や携帯トイレをカバンに忍ばせて
それだけでも、家族の安心感がグッと増します。
防災は、特別な日ではなく、ふだんの暮らしの中に取り入れていくもの。
“防災リュックじゃなくてもできる、“今日からの備え”始めてみませんか?

