【2026年4月時点の情報をもとにしています】

最近、モバイルバッテリーの発火ニュースをよく見かけますよね。
電車の中やホテルなどで火災が起きたと聞くと、「うちのバッテリーは大丈夫かな…」と少し心配になります。

原因の多くは、リチウムイオン電池の劣化や過熱によるものとされています。

でも最近は、ナトリウムイオン電池・半固体電池・準固体電池・リン酸鉄リチウムイオン電池など、発火しにくさに配慮した新しいタイプのモバイルバッテリーも増えてきています。

この記事では、そうしたモバイルバッテリーを電池タイプ別に比較しながらまとめました。

安全に使うためのポイントや、使い終わったあとの捨て方もあわせて紹介しています。

持ち歩き用や防災用に、「これならよさそうかも」と思える1台を探すときの参考になればうれしいです。

目次

この記事でわかること

  • モバイルバッテリーの火災はなぜ起こる?実際の件数データ
  • モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?最新ルール
  • 発火しにくい新しい電池(準固体・ナトリウムイオン・リン酸鉄)とは?
  • 安全性を重視したおすすめモバイルバッテリー
  • 安全に使うための保管や処分のポイント

モバイルバッテリーの火災、なぜ起こるの?

モバイルバッテリーの火災はなぜ起こるのかを注意喚起するイメージ画像(警告マーク)

火災の原因はいろいろありますが、代表的なのはこの3つ。

  • 充電中のトラブル(過充電や不適切なケーブル使用)
  • 落下や衝撃による内部破損
  • 粗悪品や規格外の製品利用

実際にNITE(製品評価技術基盤機構)によると、2020~2024年の5年間でリチウム電池製品の事故は1,860件、そのうち約85%は火災に発展しています。(参考:NITE公式(PDF)

さらに東京消防庁のデータでも、リチウム電池による火災は毎年一定数発生しています。

その中でも、モバイルバッテリーは気をつけたい製品のひとつだと感じました。(参考:東京消防庁公式

数字を見ると、やっぱり他人事ではないなと感じます。
だからこそ、できるだけ発火リスクの低いモデルを選びたいと思いました。

モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?

飛行機の窓から見える夕焼けの滑走路と機体の写真。モバイルバッテリーの機内持ち込みルールを解説する見出し用画像。

旅行や帰省のときに気になるのが、「モバイルバッテリーは飛行機に持っていけるの?」ということですよね。

モバイルバッテリーは機内持ち込みはできますが、預け入れはできません。
また、160Whを超えるものは持ち込みできません。

2026年4月24日以降はルールが変更され、持ち込めるモバイルバッテリーは1人2個まで(160Wh以下)となっています。

あわせて、座席上の収納棚には入れず、手元で確認できる場所に保管すること機内でモバイルバッテリー本体を充電しないことモバイルバッテリーから他の機器へ充電しないことも案内されています。


ふだん使う小さめのモバイルバッテリーなら、過度に心配しすぎなくてもよさそうですが、旅行前は国土交通省や利用する航空会社の最新案内を確認しておくと安心です。特に海外の航空会社や海外出発便では、取り扱いが異なることもあります。

参考: 国土交通省 モバイルバッテリーを機内持込みする場合の基準の変更について
JAL モバイルバッテリーの機内持ち込み個数と充電に関するルール変更予定について

発火しにくい!新しい電池に注目ー準固体電池やナトリウムイオン電池、リン酸鉄リチウム電池って?

ナトリウム電池・準固体電池・リン酸鉄電池の違いを比較したイメージ図。発火しにくい新しい電池技術の種類を紹介

モバイルバッテリーの火災のニュースをきっかけに気になって調べてみたところ、リチウムイオン以外の新しい電池が使われているモバイルバッテリーがあると知りました。

ナトリウムイオン電池とは?

リチウムを使わず「塩(ナトリウム)」由来の資源を活用。
環境にやさしく、しかも高温・低温にも強いので発火リスクが少ないと注目されています。

準固体電池とは?

ゲル状の電解質を使うことで、液漏れや発火のリスクを減らせるタイプ。
アウトドアや防災用に使うなら、こういう安全設計が安心ですね。

リン酸鉄リチウムイオン電池とは?

リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO₄)は、発火や膨張のリスクが少なく、安全性が高い次世代電池。
電気自動車や家庭用蓄電池にも使われていて、高温や衝撃にも配慮された設計が特長です。

こうした電池のことは普段あまり気にしないのですが、調べてみると、選ぶときは「中身の電池」にも少し目を向けてみると安心なんだなと感じました。

安全性を意識して選びたいモバイルバッテリーを電池タイプ別に紹介

安全性を重視して選ぶモバイルバッテリー5選を紹介するタイトル画像。比較して選びやすい印象のデザイン。

火災事故の不安はあるものの、外出先や災害時には、モバイルバッテリーがあるとやっぱり便利ですよね。

今回は、できるだけ安全性に配慮して選びたい方に向けて、ナトリウムイオン電池・半固体電池・準固体電池・リン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルを中心にまとめました。

まずは違いがわかりやすいように、容量や重さ、特徴を比較表で整理しています。
このあと、それぞれのモデルも順番に見ていきます。

安全性重視のモバイルバッテリー比較(電池タイプ別)
メーカー/型番 電池タイプ 容量 重さ 対応温度 充電回数 ポート 機内持ち込み ポイント
エレコム(EC-C27LBK / 45W) ナトリウムイオン 9000mAh 約350g 放電 -35〜50℃/充電 0〜40℃ 約5000回 2(Type-C×1/A×1) ナトリウムイオン電池採用。高温・低温に強く、最大45WのPD充電対応。
エレコム(EC-C61MN / 35W) 半固体リチウムイオン 10000mAh 約220g 放電 -15〜45℃/充電 0〜35℃ 約2000回 3(Type-C×2/A×1) 半固体電池採用。35W PD対応で、残量表示や電池状態の目安がわかるのも特徴。
BUFFALO(BMPBSA10000シリーズ / 30W) 半固体リチウムイオン 10000mAh 約210g 放電 -15〜45℃/充電 5〜40℃ 2(Type-C×2) 半固体セル採用。最大30W、ケーブル一体型で持ち歩きやすい。
HAMAKEN WORKS(HW-SSPB100WHN) 準固体電池 10000mAh 約195g -20〜80℃ 約2000回 2(Type-C×1/A×1) 準固体電解質採用。軽めで持ち歩きやすく、耐寒・耐熱性も高め。
Green House(GH-LFMBPA100 / GH-LFMBPA200) リン酸鉄 LiFePO4 10000mAh/20000mAh 約210g/約375g 0〜40℃ 約2000回 3(Type-C×2/A×1) リン酸鉄電池で安全性と長寿命を両立。10000mAhは普段使い向き、20000mAhは防災や長時間外出にも向きやすい。
※機内持ち込みは一般的な要件に基づく目安です。モバイルバッテリーは預け入れ不可で、航空会社ごとに扱いが異なる場合があります。最新の案内をご確認ください。
※エレコムの型番は、販売ページや店舗によって別表記(例:DE-C55L-9000BK、DE-C86-10000BK など)になっている場合があります。
※バッファローは色違いで型番が分かれるため、表ではシリーズ名でまとめています。

【ELECOM(エレコム)】ナトリウムイオン電池モバイルバッテリー(9000mAh)

世界初のナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーです。

ELECOM(エレコム)公式では、-35〜50℃の幅広い放電温度範囲約5000回の充放電サイクル最大45WのUSB PD対応が案内されています。ナトリウムイオン電池は高温・低温に強いのも特長で、防災用や屋外用としても気になる1台です。

環境にやさしいナトリウムイオン電池を使っていて、しかも長寿命タイプ。
寒い時期や暑い時期の持ち歩きにも安心感がありそうで、毎日使いにもよさそうだなと感じました。
受賞歴があるのも、やっぱり安心材料のひとつですね。(参考:エレコム公式ニュースリリース

【ELECOM(エレコム)】半固体電池モバイルバッテリー(10000mAh)

エレコムの半固体電池モデルは、発火しにくい高い安全性長寿命のバランスが気になる方にぴったりの1台です。

  • 10000mAhの使いやすい容量
  • 約2000回の充放電サイクルで長く使いやすい
  • PD35W対応でノートPCやタブレットにも使いやすい
  • 約220gの軽量タイプ
  • 残量表示ディスプレイつき
  • Type-C・USB Type-A対応

エレコム公式では、半固体電池は従来より電解液の使用量を抑えた設計で、安全性が高く、約2000回の充放電に対応すると案内されています。
10000mAhで重すぎず、普段使いと防災用の中間くらいを探している方にも使いやすそうだなと感じました。

急速充電や残量表示があるので、毎日使うモバイルバッテリーとしても取り入れやすそうです。

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いろいろ調べた中で、わが家ではエレコムの半固体モバイルバッテリーを選びました。実際の使い心地は、また使いながら追記したいと思っています。

エレコム 半固体モバイルバッテリー 本体写真

追記:届いてまず感じたこと

エレコムの半固体モバイルバッテリーが届きました。
手に収まるサイズ感ですが、持つとしっかり重さはあります。表面はマットな質感で、見た目はすっきりしています。

説明書を見てよかったのは、LED表示で電池の状態や買い替えの目安がわかることです。
さらに、廃棄方法や回収についての案内もあり、使い終わったあとのことまで考えられているのはちょっと安心でした。

【BUFFALO(バッファロー)】半固体モバイルバッテリー(10000mAh)

BUFFALO(バッファロー)からも、半固体リチウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーが発売されています。公式情報では、10000mAh(37Wh)・最大30W・PSE適合と案内されていて、半固体タイプの選択肢が少しずつ増えてきたんだなと感じました。

約210gで、厚さは約15.2mm。Type-Cポートを2つ備えたモデルで、ケーブル一体型なのも使いやすそうです。機内持ち込みしやすい容量帯なので、日常使いにも旅行用にも気になる1台だなと思いました。

【HAMAKEN WORKS(ハマケンワークス)】準固体電池モバイルバッテリー(10000mAh)

日本発・準固体電池採用のモデル。落下や衝撃にも強く、発火しにくい構造。

  • -20℃〜80℃の耐熱&耐寒性
  • 飛行機持込OK(※要確認)
  • 約2000回充放電で長寿命

高温にも強いと案内されていて、暑い日の持ち歩きにも気になるバッテリーのひとつです。

【Green House(グリーンハウス)】リン酸鉄リチウムイオン電池モバイルバッテリー(10000mAh/20000mAh)

リン酸鉄リチウムイオン電池を採用した、普段使いしやすいモデルです。

Green House(グリーンハウス)公式では、高温や衝撃に強く、発火リスクが極めて低いタイプとして案内されていて、約2,000回の充放電サイクルにも対応しています。

10000mAhモデルは約210gで、まずは安全性を意識したモバイルバッテリーを1台持ちたい方に使いやすそうです。
20000mAhモデルは約375gとしっかり重さはありますが、そのぶん容量に余裕があり、長時間の外出や防災用も意識したい方によさそうだなと感じました。

どちらもPD20W対応、Type-C×2とType-A×1の3ポート搭載で、最大3台同時充電に対応しています。


準固体(半固体)タイプで最近気になったモデル

半固体モバイルバッテリーは最近選択肢が増えてきています。

Green House(グリーンハウス)では、10000mAhモデルと20000mAhモデルが登場しています。
10000mAhモデルは約190gと軽く、3台同時充電、残量表示やカラーバリエーションがあるのも使いやすそうです。
20000mAhモデルは、半固体でしっかり大容量なのが特徴で、長時間の外出や防災用も意識したい方に向いていそうです。

軽さ重視なら、一般的なリチウム系で安全機能を確認しやすいモデルを選ぶのもあり

新しい電池タイプのモバイルバッテリーは安心感がありますが、やや重さが気になるモデルもありますよね。

毎日バッグに入れて持ち歩くなら、軽さや薄さを優先したい方もいると思います。
そんなときは、一般的なリチウム系の中から、PSE認証や保護機能の説明が見やすいモデルを選ぶ方法もあります。

Anker(アンカー) Nano Power Bank (5000mAh, MagGo, Slim)

Anker(アンカー) のこのモデルは、約110g・約8.6mmの薄型で、毎日持ち歩きやすそうなタイプです。
Anker(アンカー)公式では、Wireless PowerIQActiveShield 2.0に加えて、安全性への取り組みや回収についての案内も公開されていました。
モバイルバッテリーは、使うときだけでなく処分するときに迷うこともあるので、こうした情報が見つけやすいのは安心材料のひとつかなと思います。

Anker公式の安全性への取り組みページも参考になります

Philips(フィリップス) DLP2557CW

Philips(フィリップス)のDLP2557CWは、5000mAhの小型モデルで、Apple Watch対応やケーブル内蔵など、持ち歩きやすさに寄ったタイプです。
今回確認した商品情報では、PSE認証済リチウムポリマー電池保護機能表記ありとなっていて、軽さや使いやすさを重視したい方の補足候補として見やすそうでした。

調べてみて感じたのは、モバイルバッテリーは機種ごとの安全機能だけでなく、温度や衝撃に気をつけながら使うことも大事だということです。
その点まで考えると、私は軽さも気になりつつ、温度や衝撃が少し気になるので、選ぶなら他の電池タイプのほうが安心かな…とも感じました。

※どちらも一般的なリチウム系バッテリーなので、「発火しない」と言い切れるものではありません。高温の場所を避け、落下や衝撃に気をつけ、異常があるときは使わないことも大切です。

保管も安心に。防火ケースの活用もおすすめ

充電中だけでなく、保管時にも「万が一」を考えておくと安心です。

私は家で保管しているモバイルバッテリーを防火ケースに入れて保管しようと思います。完全に火災を防げるわけではないですが、万が一の延焼を抑えるには効果的。

  • 防炎・耐熱・チャック式で持ち出しも◎
  • アウトドアや旅行用にもおすすめ

古いモバイルバッテリー、どうやって捨てるの?

古いモバイルバッテリーは、燃えないごみにそのまま出さないほうが安心です。
リチウムイオン電池は、捨て方を間違えると火災の原因になることがあります。

処分するときは、家電量販店やスーパーなどの回収協力店、または自治体の回収ルールを確認するのがおすすめです。JBRCでは、回収対象の小型充電式電池を協力店や協力自治体で回収しています。(JBRC協力店

また、捨てる前は金属端子の部分を絶縁テープで保護しておくと安心です。JBRCでも、ショート防止のために端子部を絶縁するよう案内しています。

ただし、膨張しているもの、破損しているもの、水にぬれたもの、メーカー不明のものなどは、JBRCの通常回収の対象外です。そういったものは、メーカーや自治体に相談したほうがよさそうです。

▶ 詳しくはこちら:JBRC|リサイクルについて

処分や買い替えの前に、リコール対象になっていないかを確認しておくのも安心です。経済産業省の製品安全ガイドでは、リチウム電池使用製品のリコール情報を確認できます。

経済産業省|リチウム電池使用製品のリコール情報一覧

※処分方法は自治体によって異なるので、最後はお住まいの地域の案内も確認してみてくださいね。

災害時やアウトドアには「固体電池ポータブル電源」も◎

外出用のモバイルバッテリーとは別に、
自宅の防災用としては、より安全性を重視したい方には、ヨシノパワーのポータブル電源もおすすめです。

安全性の高い固体電池を使っていて、-35℃~50℃の過酷な環境でも使えるタイプ。

4000回以上くり返し使えるうえ、バッテリー回収サービスつきなのも安心ポイントです。

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まとめ|「安心して使えるバッテリー」を選ぼう

子どもと一緒の外出や、万が一のときに安心して使えるモバイルバッテリー。
だからこそ、容量や価格だけでなく、どんな電池を使っているかも見ながら選びたいなと感じました。

今回は、ナトリウムイオン電池・半固体電池・準固体電池・リン酸鉄リチウムイオン電池を使ったモデルを中心にまとめました。
「古いバッテリー、そろそろ買い替えようかな」と思っている方の参考になればうれしいです。

\気になるモデルはこちらからチェックできます/
普段使いしやすいものから、防災も意識した大容量タイプまで並べています。

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管理人もちこ
地方在住40代主婦もちこです。 愛する夫と小学生の息子の3人家族です。根っからのインドア派で漫画やミュージカルが大好きです。 スーパーでもキラキラでもない普通の主婦によるお家学習やおすすめ知育ブログです。