小5の算数は「分数」と「割合」でつまずく子が多いですよね。 どちらも“数の関係をイメージする力”が必要で、いったん分からなくなると連鎖しがちです。
わが家でも今年、分数の足し算・引き算でミスが続出…。 でも「見直しチェックリスト」を作ってみたら、少しずつ落ち着いてきました。
まだまだ試行錯誤中ですが、「これよかったかも!」と思えた方法をまとめてみました。 家庭での学びのヒントとして、合いそうな部分だけでも取り入れてみてくださいね。
この記事では、そんな実体験をもとに、家庭で今日からできる算数のつまずき対策と、 分数→割合にもつながるおすすめ教材を紹介します。
この記事でわかること
- 小5でつまずきやすい単元(分数・割合)の全体像
- 家庭学習で効いたチェックリスト活用法(実例つき)
- 理解を助けるおすすめ教材・教具・カード
- AI・動画教材でつまずきを見える化する方法
まずはここで迷わない!家庭での進め方3つ
「見える化 → 短時間で回す → 図と操作で感覚づくり」の流れで、親子の負担を軽くしましょう。
① ミスを“見える化”する
丸つけのタイミングで、どんなミスだったかをサッと書き残しておくのがおすすめです。 「分子だけかけ忘れ」「約分し忘れ」など、ほんの一言メモでもOK。 あとで見返したときに、間違いのクセが見えやすくなります。
- 同じミスに印をつけてパターン化(原因が見えると直しやすい)
- 単元をひと区切り終えたら、メモをまとめてチェックリスト化
わが家では少なくとも2周、できれば3周を目安にしています。 2周目では「ここ気をつけよう」とチェックしながら解き直すだけでも効果◎。
例:「分母と分子の両方にかけた?」「約分を忘れてない?」など簡単な項目でOK。
② 15分を繰り返す
一気に長時間よりも、短時間×高頻度の方が集中が続きやすく、定着もしやすいです。
- 同じタイプの問題を3〜5問だけ解く
- 翌日にもう一度だけ復習(“昨日の自分チェック”の感覚で)
※学習アプリを使う場合も、1単元15分程度の設定がちょうどいいペースでした!
③ 図・操作で“感覚づくり”
分数や割合は、数字だけで考えるとイメージしづらい単元。 ピザ型や長さモデルなど、図や教具を使って操作すると理解しやすくなります。
机の上に広げて「どっちが多い?」「これで半分?」と話しながら進めると、感覚的にわかってきます。
実体験:わが家の「見直しチェックリスト」
チェックリストのメモを作成して手元に置くだけ。ミスの再発がグッと減りました。
分数の計算で多かったミスは、通分する時に分子に同じ数をかけ忘れる/途中で計算を飛ばす/最後の約分忘れなど。
そこで、「見直しチェック」メモを作りました。
✅ 見直しチェック(分数)

- 解き忘れはない?
- 分子と分母に同じ数をかけた?
- 最後の答えを約分し忘れていない?
- 答えの単位・表記は合ってる?
チェックリストは単元ごとに作成。
ドリルの1周目で間違えやすいパターンを分析して、2周目の見直しのときにチェックをつけながら取り組んでいます。
家庭学習ではこのひと手間でミスがだいぶ減りました。
チェックリストを作ってよかったのは、「なんとなく見直す」から「どこを見直せばいいか」がわかるようになったこと。
家庭学習のたびに使っていくうちに、少しずつ自分でミスの傾向をつかんで見直す力が育っていくのでは…という期待もあります。
「見直しって言われても何を見ればいいの?」という子には、最初の一歩としておすすめです。
全教科で使えるチェックリストも、この本がとても参考になりました。
わが家でもプリントして、見直しタイムに大活躍中です。
感覚でわかる!わが家でも使ってよかった教具たち
分数や割合って、どうしてもイメージしにくい単元ですよね。
そんなときは、手元に“教具”をひとつ置いておくとグッとわかりやすくなります。
本格的に習う前から遊び感覚で触れておくのもおすすめです◎
分数パズル(円分割タイプ)
ピザ型で等分・通分・約分の感覚がつかめます。わが家ではくもん「はじめての分数パズル」を使用。
手を動かして組み合わせることで、式に置き換える前の“感覚”がしっかり残ります。
タワーキューブ(分数・小数・%対応)
分数・小数・パーセントを同じ長さモデルで学べる教材。割合の「100%=1」のイメージが作れます。
分数が理解できたら、次のステップとしておすすめです。
カードゲームで“感覚的に”つまずきをなくす!
カードゲームでは計算手順を覚えるというより、遊んでいるうちに「あ、こうなるんだ!」と気づけるのが魅力。
手を動かしながら分数や割合の“しくみ”が自然と身についていく感覚です。
分数職人(筑駒生考案)
\東大進学率No.1・筑駒生が考案!/
遊びながら分数を理解できるカードゲーム。
お題の分数に近づけるようにカードを出していくうちに、
自然と通分・約分・計算の感覚が身につきます。
「どうすれば近づける?」と考える過程で、
文章題や応用問題にもつながる考える力を育てられるのがポイント。
学べること: 分数の仕組み/通分・約分/割合の感覚
対象: 小学生~大人まで 人数: 2~4人 時間: 約15分
ブブブ分数カードバトル
\分数に“苦手意識”をもたせない!/
親子で楽しめる対戦カードゲーム。
カードを組み合わせて同じ大きさ(値)を作るのがポイントです。
計算はほとんどせずに楽しめるので、低学年からの導入にもぴったりです。
学べること: 分数の大小/通分・等価分数の感覚
対象: 6歳~ 人数: 2人 時間: 約5〜15分
AIや動画で“わからない”を見つけて解決!
最近では、AIや動画を使って“つまずき”をサポートしてくれる教材が増えています。
まだ我が家ではロジックラボ以外は導入していませんが、
今後の学年に向けて気になっているサービスを紹介します。
スマイルゼミ(AIコーチ「coachEz」)
\AIと対話しながら“自分で解く力”を育てる!/
子どもが「ちょっと難しい」と感じたときに、自分でコーチーズボタンを押してAIと対話。
AIがスモールステップで導いてくれるので、考え方を整理しながら自力で答えにたどり着けるのが特長です。
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ 【小学生向け通信教育】が誕生!
オンライン説明会で詳しく聞いた体験をもとにまとめた記事はこちら👇
スタディサプリ(小学生)
\動画で“つまずき”をサクッと復習!/
短時間で要点を押さえられる王道の動画教材。
板書と音声でポイントが整理されており、自分のペースで理解を深めたいタイプにぴったりです。
ロジックラボ(理数)
\AIが“つまずき”を発見して似た問題でフォロー!/
AIが自動で類題を出題し、間違いの原因をしっかりカバー。
丸つけから、“つまずいたあと”のフォローまで充実しています。
💡まとめ|AI×動画で“予防→復習→克服”の流れをつくる
スマイルゼミ:AIと対話して理解を整理(ミスの予防)
スタディサプリ:動画で要点を復習(理解の補強)
ロジックラボ:類題で反復(苦手の克服)
それぞれサポートのタイミングが違うので、お子さんに合うスタイルから気軽に試してみるのもおすすめです。
分数の“土台”を自然に育てるコツ
分数がわかると、わり算や割合・比の学習もスムーズになります。
家庭学習では、難しく教え込むというよりも、「あ、これ同じ考え方なんだ!」と気づける瞬間を大切にしています。
- 考え方のつながり:「分数=全体をいくつに分けたうちのいくつ分」「割合=全体を100%としたときの比」
- 言葉のそろえ方:「もとにする量」「くらべる量」をノートや図でそろえて書いてみる
- 感覚をつかむ練習:1/2=0.5=50%のように、表し方を変えて比べてみる
分数職人のようなカードゲームで遊びながら感覚をつかんでおくと、あとからの理解がグッと深まります◎
まとめ|“短時間×見直し×図で”前に進む
算数のつまずきは、ちょっとした工夫で減らせます。
いろいろ試してうまくいかないこともありますが、わが家でも「これよかった!」と思えた方法を少しずつ積み重ねてきました。
まずはミスの型を見える化して、チェックリストで再発を防ぐことからはじめてみませんか?
そこに、AI教材やカード教材などを組み合わせると、学びの定着がよりスムーズになります。
どれかひとつでも、おうちの学びに役立つヒントになればうれしいです♪