最近、モバイルバッテリーやハンディファンの「発火事故」ニュース、よく見かけませんか?
リチウムイオン電池が原因と聞くと、ちょっと不安になりますよね。
うちの子はまだスマホを持っていませんが、子どもと一緒に出掛けるときや、災害時の備えにモバイルバッテリーは欠かせません。
だからこそ、できるだけ安全性の高いものを選びたい!
この記事では、発火しにくいとされるモバイルバッテリー3選と、注目の新製品「準固体電池タイプ(磁気研究所 HIDISC)」もご紹介。
あわせて、リスクを減らす使い方や、使い終わったあとの「正しい捨て方」もまとめました。
「子どもと一緒に使うなら、どんなバッテリーが安心?」
そんな方のヒントになればうれしいです。
この記事でわかること
- モバイルバッテリーの火災はなぜ起こる?実際の件数データ
- モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?最新ルール
- 発火しにくい新しい電池(準固体・ナトリウムイオン)とは?
- 安全性を重視したおすすめモバイルバッテリー4選
- 安全に使うための保管や処分のポイント
モバイルバッテリーの火災、なぜ起こるの?
火災の原因はさまざまですが、代表的なのはこの3つ。
- 充電中のトラブル(過充電や不適切なケーブル使用)
- 落下や衝撃による内部破損
- 粗悪品や規格外の製品利用
実際にNITE(製品評価技術基盤機構)によると、2020~2024年の5年間で
リチウム電池製品の事故は1,860件、そのうち約85%は火災に発展しています。
(参考:NITE公式(PDF))
さらに東京消防庁のデータでも、毎年100件近いリチウム電池火災が発生。
その中で最も多いのがモバイルバッテリーでした。
(参考:東京消防庁公式)
数字を見ると「ゼロではないんだな」と実感しますよね。
だからこそ、できるだけ発火リスクの低いモデルを選びたいと思いました。
モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?
旅行や帰省のときに気になるのが「飛行機に持っていける?」という点。
**国土交通省のルール(2025年7月改定)**では次のように決められています。
- 100Wh以下(約27,000mAhまで) → 制限なしで持ち込みOK
- 100Wh超〜160Wh未満 → 2個まで(航空会社承認が必要)
- 160Wh以上 → 持ち込み不可
- 預け入れ(受託手荷物)はNG
- 収納棚に入れず、必ず目の届く場所に置くこと(新ルール)
(参考:国土交通省 報道発表)
ただし、モバイルバッテリーに関するルールは火災事故などで変更されることもあります。
実際に2025年7月には「収納棚に入れられない」という新しいルールが追加されました。
飛行機に持ち込むときは、必ず最新の航空会社や国交省の案内を確認してくださいね。
発火しにくい!新しい電池に注目ー準固体電池やナトリウムイオン電池って?
モバイルバッテリーの火災のニュースをきっかけに気になって調べてみたところ、リチウムイオン以外の新しい電池が使われているモバイルバッテリーがあると知りました。
準固体電池とは?
ゲル状の電解質を使うことで、液漏れや発火のリスクを減らせるタイプ。
アウトドアや防災用に使うなら、こういう安全設計が安心ですね。
ナトリウムイオン電池とは?
リチウムを使わず「塩(ナトリウム)」由来の資源を活用。
環境にやさしく、しかも高温・低温にも強いので発火リスクが少ないと注目されています。
こういった電池のことは普段あまり気にしないのですが、
安全性を考えると「中身の電池」にも注目して選ぶのが大事なんだなと感じました。
安全性重視で選ぶ!おすすめモバイルバッテリー3選
火災事故の不安はあるものの外出先や災害時、モバイルバッテリーがあるとやっぱり便利で安心ですよね。
そこで今回は、安全性に配慮された設計や、新しい電池技術などをもとに、
「これなら持ち歩いても安心かも」と思えたモバイルバッテリーを3つご紹介します。
①【HAMAKEN WORKS(ハマケンワークス)】準固体電池モバイルバッテリー(10000mAh)
日本発・準固体電池採用のモデル。落下や衝撃にも強く、発火しにくい構造。
- -20℃〜80℃の耐熱&耐寒性
- 飛行機持込OK(※要確認)
- 約2000回充放電で長寿命

高温にも強いと書かれていて、炎天下の持ち歩きにも安心かなと思い、気になっているバッテリーのひとつです。
②【ELECOM(エレコム)】ナトリウムイオン電池モバイルバッテリー(9000mAh)
世界初!エレコムからは環境にやさしいナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリー。防災にもアウトドアにもおすすめ!
- -35℃〜50℃の広範囲な使用温度
- 約5000回の充放電サイクル
- 45W急速充電/USB-C&USB-A対応

環境にやさしいナトリウムイオン電池を使っていて、しかも5000回も使える長寿命タイプ!
冬のレジャーや通勤でも安心な-35℃対応という点も頼もしくて、毎日使いに良さそうだなと気になっています。
③【Philips(フィリップス)】モバイルバッテリー 収納ケーブル付き・超小型モデル(10000mAh)
PSE認証&基本の安全機能つき!リチウム電池でも安心設計◎
- 過充電・過電流などを防ぐ保護機能つき
- PSE認証済みで、国内基準もクリア
- コンパクトで毎日の持ち歩きにもぴったり
ふだん使いにちょうどいい、安全設計のリチウムバッテリーです。

リチウム電池だけど、安全設計にこだわっているところに安心感があります。
価格も手頃なので、予備バッテリーとして持っておくのもよさそうかなと思っています。
【新登場】磁気研究所の準固体電池モバイルバッテリーが発売予定!
モバイルバッテリーの発火事故がニュースになる中、
安全性が高いものがほしい!と思っていたところ気になる新商品情報を見つけました!
2025年8月に磁気研究所(HIDISC)から
発火リスクを低減した準固体電池モバイルバッテリーが新登場されました!
ワイヤレス充電やPD30W急速充電など、機能面もバッチリの注目モデルですよ。
保管も安心に。防火ケースの活用もおすすめ
充電中だけでなく、保管時にも「万が一」を考えておくと安心です。
私は家で保管しているモバイルバッテリーを防火ケースに入れて保管しようと思います。完全に火災を防げるわけではないですが、万が一の延焼を抑えるには効果的。
- 防炎・耐熱・チャック式で持ち出しも◎
- アウトドアや旅行用にもおすすめ

古いモバイルバッテリー、どうやって捨てるの?
リチウムイオン電池は燃えないごみNG!火災リスクがあります。
- 家電量販店やスーパーの回収BOXへ(JBRC協力店)
- 自治体の「小型家電回収」に出す
- 金属端子にはテープを貼って絶縁するのがおすすめ
▶ 詳しくはこちら:JBRC|リサイクルについて
リチウム電池を使用した製品のリコール情報も処分や買い替えの前に、一度チェックしておくと安心です。
※自治体によって処分方法が異なるので、必ずお住まいの地域のルールをご確認ください。い。
災害時やアウトドアには「固体電池ポータブル電源」も◎
もっとしっかり備えたい方には、ヨシノパワーのポータブル電源もおすすめです。
安全性の高い固体電池を使っていて、-35℃~50℃の過酷な環境でも使えるタイプ。
4000回以上くり返し使えるうえ、バッテリー回収サービスつきなのも安心ポイントです。


まとめ|「安心して使えるバッテリー」を選ぼう
子どもと一緒の外出や、万が一のときに安心して使えるモバイルバッテリー。
正しく選んで、正しく使うことがいちばんの安全対策ですね。
「古いバッテリー、そろそろ買い替えようかな…」
そんな方の参考になればうれしいです。
