【2025年10月更新】
最近、モバイルバッテリーの発火ニュースをよく見かけますよね。
電車の中やホテルなどで火災が起きたと聞くと、「うちのバッテリーは大丈夫かな…」と少し心配になります。
原因の多くはリチウムイオン電池の劣化や過熱によるもの。 でも最近では、ナトリウムイオン電池・準固体電池・リン酸鉄電池といった新しいタイプの電池を使った、安全性の高いモデルも増えてきています。
この記事では、そうした発火しにくい最新のモバイルバッテリーを5つご紹介。 エレコム・フィリップス・磁気研究所・グリーンハウスなど、人気メーカーの安心モデルをまとめました。
あわせて、安全に使うコツや使い終わったあとの正しい捨て方も紹介しています。 「これなら持ち歩きにも安心かも!」と思える1台を、ぜひ見つけてみてくださいね。
この記事でわかること
- モバイルバッテリーの火災はなぜ起こる?実際の件数データ
 - モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?最新ルール
 - 発火しにくい新しい電池(準固体・ナトリウムイオン・リン酸鉄)とは?
 - 安全性を重視したおすすめモバイルバッテリー5選
 - 安全に使うための保管や処分のポイント
 
モバイルバッテリーの火災、なぜ起こるの?

火災の原因はいろいろありますが、代表的なのはこの3つ。
- 充電中のトラブル(過充電や不適切なケーブル使用)
 - 落下や衝撃による内部破損
 - 粗悪品や規格外の製品利用
 
実際にNITE(製品評価技術基盤機構)によると、2020~2024年の5年間で
リチウム電池製品の事故は1,860件、そのうち約85%は火災に発展しています。
(参考:NITE公式(PDF))
さらに東京消防庁のデータでも、毎年100件近いリチウム電池火災が発生。
その中で最も多いのがモバイルバッテリーでした。
(参考:東京消防庁公式)
数字を見ると「ゼロではないんだな」と実感しますよね。
だからこそ、できるだけ発火リスクの低いモデルを選びたいと思いました。
モバイルバッテリーは飛行機に持ち込める?

旅行や帰省のときに気になるのが「飛行機に持っていける?」という点。
**国土交通省のルール(2025年7月改定)**では次のように決められています。
- 100Wh以下(約27,000mAhまで) → 制限なしで持ち込みOK
 - 100Wh超〜160Wh未満 → 2個まで(航空会社承認が必要)
 - 160Wh以上 → 持ち込み不可
 - 預け入れ(受託手荷物)はNG
 - 収納棚に入れず、必ず目の届く場所に置くこと(新ルール)
 
(参考:国土交通省 報道発表)
ただし、モバイルバッテリーに関するルールは火災事故などで変更されることもあります。
実際に2025年7月には「収納棚に入れられない」という新しいルールが追加されました。
飛行機に持ち込むときは、必ず最新の航空会社や国交省の案内を確認してくださいね。
発火しにくい!新しい電池に注目ー準固体電池やナトリウムイオン電池、リン酸鉄リチウム電池って?

モバイルバッテリーの火災のニュースをきっかけに気になって調べてみたところ、リチウムイオン以外の新しい電池が使われているモバイルバッテリーがあると知りました。
ナトリウムイオン電池とは?
リチウムを使わず「塩(ナトリウム)」由来の資源を活用。
環境にやさしく、しかも高温・低温にも強いので発火リスクが少ないと注目されています。
準固体電池とは?
ゲル状の電解質を使うことで、液漏れや発火のリスクを減らせるタイプ。
アウトドアや防災用に使うなら、こういう安全設計が安心ですね。
リン酸鉄リチウムイオン電池とは?
リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO₄)は、発火や膨張のリスクが少なく、安全性が高い次世代電池。
電気自動車や家庭用蓄電池にも使われていて、高温や衝撃にも強い設計が特長です。
こういった電池のことは普段あまり気にしないのですが、
安全性を考えると「中身の電池」にも注目して選ぶのが大事なんだなと感じました。
安全性重視で選ぶ!おすすめモバイルバッテリー5選

火災事故の不安はあるものの外出先や災害時、モバイルバッテリーがあるとやっぱり便利で安心ですよね。
今回ご紹介する5つのモデルは、どれも「安全性の高さ」で選ばれているものばかり。
各商品のあとに、仕様を一覧で比べられる比較表も載せています♪
気になるタイプを見つけたら、ぜひチェックしてみてください。
①【ELECOM(エレコム)】ナトリウムイオン電池モバイルバッテリー(9000mAh)
世界初!エレコムからは環境にやさしいナトリウムイオン電池を採用したモバイルバッテリー。防災にもアウトドアにもおすすめ!
- -35℃〜50℃の広範囲な使用温度
 - 約5000回の充放電サイクル
 - 45W急速充電/USB-C&USB-A対応
 - 「フェーズフリーアワード2025」ブロンズ賞を受賞!
(防災と日常どちらでも役立つ製品として評価されています) 
環境にやさしいナトリウムイオン電池を使っていて、しかも5000回も使える長寿命タイプ!
冬のレジャーや通勤でも安心な-35℃対応という点も頼もしくて、毎日使いに良さそうだなと感じました。
しかも受賞歴があるのはやっぱり安心感がありますね。
(参考:エレコム公式ニュースリリース)
②【HAMAKEN WORKS(ハマケンワークス)】準固体電池モバイルバッテリー(10000mAh)
日本発・準固体電池採用のモデル。落下や衝撃にも強く、発火しにくい構造。
- -20℃〜80℃の耐熱&耐寒性
 - 飛行機持込OK(※要確認)
 - 約2000回充放電で長寿命
 
高温にも強いと書かれていて、炎天下の持ち歩きにも安心かなと思い、気になっているバッテリーのひとつです。
③【磁気研究所 HIDISC】準固体電池モバイルバッテリー(10000mAh)
発火リスクを抑えた準固体電池を採用した、磁気研究所(HIDISC)のモバイルバッテリー。
2025年8月に登場したばかりの新モデルです。
- ワイヤレス充電対応
 - PD30W急速充電
 - Type-C/USB-Aの2ポート
 - 発火しにくい準固体電池を採用
 
発火事故のニュースも増える中、こうした安全性を重視した新技術モデルはとても心強いですね。
防災用にも、家族での旅行や外出時にも安心して使える1台です。
④【Green House(グリーンハウス)】リン酸鉄リチウムイオン電池モバイルバッテリー(20000mAh)
発火リスクが極めて低いとされる「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO₄)」を採用した大容量モデル。
電気自動車や家庭用蓄電池にも使われている注目の次世代電池です。
- 20000mAhの大容量でスマホやSwitchも余裕
 - 約2000回の充放電サイクルで長寿命(一般的な約4倍)
 - PD20W対応で3台同時充電可能
 - 航空機持ち込みOK
 
⑤【Philips(フィリップス)】モバイルバッテリー 収納ケーブル付き・超小型モデル(10000mAh)
PSE認証&基本の安全機能つき!リチウム電池でも安心設計◎
- 過充電・過電流などを防ぐ保護機能つき
 - PSE認証済みで、国内基準もクリア
 - コンパクトで毎日の持ち歩きにもぴったり
 
ふだん使いにちょうどいい、安全設計のリチウムバッテリーです。
リチウム電池だけど、安全設計にこだわっているところに安心感があります。
価格も手頃なので、予備バッテリーとして持っておくのもよさそうかなと思っています。
ここまで紹介した5つのモバイルバッテリーを、比較しやすいように表にまとめました。
それぞれの特徴を見比べながら、ご家庭の使い方に合うタイプをチェックしてみてください。(スマホの方は、横にスクロールして見てみてくださいね)
| メーカー/型 | 電池タイプ | 容量 | 重さ | 対応温度 | 充電回数 | ポート | 機内持ち込み | ポイント | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エレコム(EC-C27LBK / 45W) | ナトリウムイオン | 9000mAh | 約350g | 放電 −35〜50℃/充電 0〜40℃ | 約5000回 | 2 | ◯ | 世界初のナトリウム電池。高温・低温に強く、PD45W急速充電対応。 | 
| HAMAKEN WORKS(HW-SSPB100WHN) | 準固体電池 | 10000mAh | —(記載なし) | −20〜80℃ | 約2000回 | 2 | ◯ | SSPB採用で発火・液漏れに強い設計。防災・屋外にも◎ | 
| HIDISC / エアージェイ(PD30W・Qi) | 準固体 Li-ion | 10000mAh | 約200g | −20〜60℃ | 約2000回 | 2(+ワイヤレス) | ◯ | PD30W+ワイヤレス充電対応。軽量で普段使いと防災を両立。 | 
| GreenHouse(GH-LFMBPAC200) | リン酸鉄 LiFePO4 | 20000mAh | 約375g | —(公称なし) | 約2000回 | 3(Type-C×2/A×1) | ◯ | 発火しにくく長寿命。3台同時充電・残量デジタル表示・PD20W。 | 
| Philips(DLP5713CP) | リチウムポリマー | 10000mAh | 約176g | —(公称なし) | —(記載なし) | 最大4(内蔵2+外部2) | ◯ | Lightning/Type-Cケーブル内蔵で身軽。22.5W急速対応。 | 
保管も安心に。防火ケースの活用もおすすめ
充電中だけでなく、保管時にも「万が一」を考えておくと安心です。
私は家で保管しているモバイルバッテリーを防火ケースに入れて保管しようと思います。完全に火災を防げるわけではないですが、万が一の延焼を抑えるには効果的。
- 防炎・耐熱・チャック式で持ち出しも◎
 - アウトドアや旅行用にもおすすめ
 
古いモバイルバッテリー、どうやって捨てるの?
リチウムイオン電池は燃えないごみNG!火災リスクがあります。
- 家電量販店やスーパーの回収BOXへ(JBRC協力店)
 - 自治体の「小型家電回収」に出す
 - 金属端子にはテープを貼って絶縁するのがおすすめ
 
▶ 詳しくはこちら:JBRC|リサイクルについて
リチウム電池を使用した製品のリコール情報も処分や買い替えの前に、一度チェックしておくと安心です。
※自治体によって処分方法が異なるので、必ずお住まいの地域のルールをご確認ください。い。
災害時やアウトドアには「固体電池ポータブル電源」も◎
もっとしっかり備えたい方には、ヨシノパワーのポータブル電源もおすすめです。
安全性の高い固体電池を使っていて、-35℃~50℃の過酷な環境でも使えるタイプ。
4000回以上くり返し使えるうえ、バッテリー回収サービスつきなのも安心ポイントです。
まとめ|「安心して使えるバッテリー」を選ぼう
子どもと一緒の外出や、万が一のときに安心して使えるモバイルバッテリー。
正しく選んで、正しく使うことがいちばんの安全対策ですね。
「古いバッテリー、そろそろ買い替えようかな…」
そんな方の参考になればうれしいです。
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