算数を教えられない…と悩む親を救う一冊『おい点P、動くんじゃねえ!』
小学生の算数、子どもに聞かれて手が止まることはありませんか?
答えは合っているし、解き方も教科書通り。でも、「なんでそうなるの?」と聞かれると、うまく説明できない。
特にドキッとするのが、分数の割り算です。「なぜひっくり返してかけるんだっけ……?」
自分がちゃんと理解できていないことに、親のほうが不安になってしまう。そんなモヤモヤを解消してくれたのが、この一冊でした。
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「なぜ?」を代弁してくれるタイトルと構成
『おい点P、動くんじゃねえ!』 そんな攻めたタイトルの表紙には、思わずツッコミたくなる言葉が並びます。
- 「分数の割り算、なぜひっくり返す?」
- 「速さの問題、ワケわからん」
- 「食塩水、混ぜて楽しいか?」
帯にある「理由を教えてもらえずに、解き方に納得していないもの、ありませんか?」という一文に、ハッとしました。
子どもがつまずく以前に、親のほうのモヤモヤしていたあの感じ。その正体をずばり言い当てられた気がしました。
この本が「納得」をくれる理由
タイトルから一見ギャグ本かなと思いますが、中身は驚くほど本気で、親切です。
✅解き方より先に「意味」を言葉にしてくれる
「公式だから覚えて」ではなく、「なぜそう考えるのか」という頭の中の動きを丁寧な言葉にしてくれます。
✅対話形式で「そこが分からん!」を代弁
算数に不満たらたらの「ケンジ」と、数学が得意な兄貴の会話。読者が心の中で思っているツッコミをケンジが代弁してくれるので、置いていかれることがありません。
この本が「おすすめの人」・「合わない人」
特に小学校高学年(5年生〜)になると、算数の難易度がグッと上がります。親が教えるのが難しくなる前に、この本でおさらいしておくと安心です。
本の読みやすさについて: 漢字にふりがなはありませんが、図やイラストが豊富で、全編を通して「会話形式」で進みます。なので、「分厚い解説書」のような圧はなく、意外とスラスラ読めるのが嬉しいポイントです。
| ✨ 向いている人 | ⚠️ 向いていない人 |
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著者が「あとがき」に込めた、メッセージ
この本を読み終わって一番心に響いたのは、あとがきに書かれた著者のメッセージでした。
「本書では、できるだけ『どうして?』から逃げないで回答できればと思い、テクニックよりも、『なぜ?』に応えられるように執筆いたしました。」 「意味が分かれば嬉しい。少しでも『嬉しい』を体験していただければと思います。」
まさに、この本は読む人の「なぜ?」に正面から向き合ってくれています。 よく分からない記号だらけの算数が、「暗記するだけの作業」から「意味が分かって嬉しい体験」に変わる。そのきっかけをくれる一冊だと思いました。
まとめ
この本は、ずっと手元に置いておきたい「算数の翻訳本」です。 わが家では、子どもが新しい単元に入ったときや、宿題で「?」となったタイミングで、その章を読んで、「そういうことか!」と整理する使い方をしたいと思います。
「算数を教える自信がない……」と悩む親御さんにこそ、まず自分自身のモヤモヤを晴らし、「分かった!」という喜びを取り戻すために手に取ってほしい一冊です。
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